【減らす、手放す、忘れる】 心配事の9割は起こらない
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タイトルにある『9割は起こらない』…というのを見て、、、
『1割は起きてしまうのか…』
と考えてしまった僕は果たして先を読み進めるべきか少し迷いました。笑
しかし、結果的に読んで良かったなと思える本でした。
著者の桝野俊明さんの本は前にも読んでいます。
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今回もそうですが、やはり禅僧の言葉はそれこそ『色眼鏡をはずして見れる』ので反論がどうとか考えることも無く、すんなり読むことができました。
読んだ本
心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」
著者:枡野 俊明
本の概要
禅僧にして、大学教授、庭園デザイナーとしても活躍する著者がやさしく語りかける「人生のコツ」。
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。
――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。
Amazonより引用
感想と独り言
『はじめに』にこの本のまとめが集約されているので引用したいと思います。
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。
これが枡野さんが伝えたかったことです。
中でも自分が気になった点をまとめていこうと思います。
『莫妄想(まくもうぞう)』
妄想することなかれ…といった意味のようです。
ここでいう『妄想』とは僕たちが普段使う『妄想』とは少し意味合いが違い、心を縛るもの、心に棲み着いて離れないものもすべて妄想であるとされています。
つまり他人との比較などもこれにあたります。
しかし現代社会において、SNSの普及は当たり前のように日常生活に浸透しているため、他人との比較は無意識に行われてしまっていると感じます。
羨ましいとか、ずるいとか、自分の方が…とか比べなくても良いことを勝手に比べて勝手に疲弊して…果てには、それが原因で病気になったりします。
本の中にも書いてある通り病気というのは『気を病む』ということなので、こうしたストレスは身体に間違いなく悪い影響を与えているのでしょう。
こうならない方法ですが…前提として『禅』の世界で、人は「絶対の存在」と教えるようです。
つまり「絶対の存在」なので比べる必要もなく、違うのが当たり前だと。
こうやって考えると『妄想』に振り回されることもなく心配ごとも減っていくのでしょう。
『いま』に集中する
過去や未来に捉われることはなんの意味も持たないという意味です。
僕自身よく『あの時ああしていれば』とか後悔したり、『こうしちゃうとあとで困るかな』とか起きるかも分からないことを考えるタイプなので…。
未来が不安過ぎて新しいことを試すことすらしなくなってしまうのは自分で言うのは何なんですけどバカげてますよね。
こうならないためにも過去や未来よりも『いま』に集中する。当たり前のことかもしれませんが忘れていました。
『正論』を振りかざさない
僕自身これは心当たりがあります。
自分が正しいという自信から、ついつい攻撃的になってしまいます…。が、たしかにそれで屈服させても残るのは『むなしい征服感』です。
本に書いてあるように『相手の顔をたてる』というレベルに達するのはなかなか難しいのですが、相手の話や主張を聞けるような器の広い人になりたいですね。
まとめ
48のアドバイスが書いてあるので、ひとつも心に刺さらない人はいないのではないかと思うくらいボリューム感のある本でした。
枡野さんの本を読むと『禅』に少し興味を持ちます。きっと現代人の悩みはほとんど『禅』の力で解決できるのでしょうね。笑
今回も様々なことを学んだのですが、自分にできることから少しずつ考え方を改めていこうと思わせてくれる本でした。
関連作品
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比べず、とらわれず、生きる (PHP文庫)