【厄介な相手がみるみる思いどおり】論破力
『論破とは?』
論破(ろんぱ)とは、相手の理論・切論を破ること。対象を言い破ること。議論で相手を言い負かす・屈服させることなどを意味する。
ニコニコ大百科(仮)より引用
作中でひろゆきさんは論破力について
- 説得力のある話し方
- この人が言ってることは正しいと思わせるような印象をあたえること
と書いています。
読んだ本
論破力
著者:ひろゆき
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本の概要
「ああ言えばよかった」と日々モヤモヤしているあなたへ敵を作らず、かつ理路整然と言い返し、他人を思い通りに動かす方法を伝授します。
「論破力」とは、説得力のある話し方のこと。
論理的な話し方の基本や、便利なキラーフレーズなど、ビジネスから日常のイライラにまで役立つスキルが満載!"自分史上最強モード"でストレスフリーな毎日を
Amazonより引用
要約と独り言
著者のひろゆきさんは『2ちゃんねる』の開設者で元管理人でもあります。
前回読んだ『無敵の思考』が面白かったのでリピートで読むことにしました。
前回の記事はこんな感じです。
僕自身、相手に嫌われたりするのが苦手なので周りに気を使いながら生きています。
それで疲れてしまったり、気を使っていたつもりが嫌われたり…人間は難しいですね。笑
そんな風に悩んでいる方に、ひろゆきさんの考え方は参考になると思います。
今回も本の中から気になった点をまとめていきます。
『論破力は諸刃の剣』
本の中でも書いてあるのですが、前提として
人生がうまくいくことが目的であって、論破力はあくまでもその手段
とされています。
つまり論破するのは良いのですが…その論破がどんな意味を持つのかしっかり考えてから論破しなければなりません。
これについてひろゆきさんも論破について
「やってもうた」
という感覚があると書いています。意外ですね。
僕は結構負けず嫌いなので、たまに論破…というか相手を言い負かすことがあるのですが、その度に「ちょっと言い過ぎたかな…」みたいな罪悪感を感じることがあります。
それがひろゆきさん言う「やってもうた」という感覚に似ているのかもしれません。笑
『怒りのマネジメント』
怒りが後になっても消えない理由は「あのときこうしていれば良かった」という、後悔のせいです。
そのため、ひろゆきさんは
『あとで変更したいと思うようなことはその場でやってしまう』
というルールを決めることで、自分が怒りの状態にならないようにしています。
(というか、そもそも人に特に期待していないようなので、怒ること自体が無いようですが…。)
なんか本当に色んな意味で達観していますね。笑
『なんでも知っている人に見えるインプット術』
なんでも知っている人ではなく、知っている人にみえるというのが面白いですね。
ここには
「Wikipediaを見続けて半日過ぎることがわりとある」
と、サラッとすごいことが書いてありました。
Wikipediaで半日って…。笑
とにかく気になったら調べたくなる性格のようです。
まとめ
ひろゆきさん自身、論破についてこう書いています。
『論破というものは話し方の問題というよりも、単に事実ベースの材料、つまり根拠をもっているかどうかの問題』
つまり、言い方や聞き方も勿論大切ですが、何よりも抽象的な表現ではなくしっかりとした数字やデータを用いるのが一番であるということのようです。
本の中には、論破するのに必要なテクニックなども紹介されていますが…。
本を読んでいく中で、自分が求めているのは論破力ではなく、ひろゆきさんの考え方に触れることだったと改めて感じました。
他人を変えるよりも自分を変えるほうが簡単とはよく言ったもので、ひろゆきさんは別に相手をバカにしたいわけでもマウントを取りたいというわけでもなく、自分の決めたルールに従って行動しているだけのようです。
これでは勝負になりませんね。笑
論破力はあった方が良いのかもしれませんが、論破するには広い知識と自分の感情のコントロールが必須になります。
それが無いのに論破しようとしてもきっとただただ嫌われるだけですので…お気を付けください。笑
関連作品
自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術
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このままだと、日本に未来はないよね。
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【噓はいつだって真実より魅力的】コンフィデンスマンJP ロマンス編
ネタバレ注意
『コンフィデンスマン(confidence man)』とは??
confidenceは信用や信頼
manは男
このままだと、信用できる男…のようになってしまいますが、逆の意味で信用を得ることで騙す、詐欺師としての意味で使われています。
Wikipediaでは作中のコンフィデンスマンについて
様々な手口を使い、悪徳な方法で大金を稼ぐ者から巨額を騙し取る詐欺師たち。
ただし決してただの悪党や犯罪者ではなく、ターゲットは弱者に不利益をもたらす悪徳商法のほか反社会的組織の人間と結託した違法行為などで巨額の富を築いたトップがほとんどであり、基本的に一般人には手を出さない。
また騙したターゲットに潰された店などに手に入れたお金を寄付するなど義賊的な一面も持つ。
Wikipediaより引用
と書いています。
観た映画
コンフィデンスマンJP-ロマンス編-
監督:田中 亮
脚本:古沢良太(リーガルハイシリーズや探偵はBARにいるなどで有名な方です。)
映画の概要
華麗に大胆に悪人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)、ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐。
次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名を持つラン・リウ。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、一行は香港へ。
ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。
そんな中、天才詐欺師ジェシーが現れ、同じくランを狙っていることがわかる。そして、以前ダー子たちに騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。
騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか!? 史上最大のコンゲームが始まる!!
東宝ウェブサイトより引用
感想と独り言
フジテレビの月9枠で放送されていたコンフィデンスマンJPの映画バージョンです。
僕はドラマ版が好きで全話欠かさず観ていました。
正直言って、ドラマを観るまで主演の長澤まさみさんや東出昌大さんはそこまで好きではなかったのですが、このドラマを観てから印象がガラリと変わりました。
リチャード役の小日向文世さんは良いキャラすぎてはまりすぎです。
因みに僕の推しキャラは五十嵐役を務める小手信也さんです。笑
ドラマで登場した(騙された人たち)も多数登場していて、ドラマからの繋がりが多く感じられ、ファンには満足のいく映画だったのではないでしょうか。
僕自身、観て最初の感想は
『すごい!!!』
の一言でした。(勿論良い意味でですよ。)
この作品の凄いところは、各所に大量にちりばめられている違和感…『伏線』の回収。
すべてをしっかりと、見事に回収することで得られる爽快感はなかなか他にないと思います。
勿論、ドラマを全て観ているので
『あ、ここは嘘だな…きっとこれは…』
みたいに考えながら観ているのですが、それでも後から流れるネタバレ映像には毎回毎回舌を巻きます。笑
ストーリーも勿論良いのですが、騙し終わったあとに流される
『実はこの時はこうだったんだよ…』
みたいに流される映像がこの作品、一番の見せ場だと思います。
今回は映画バージョンということもあり、何から何まで大掛かりだったのですが、なかでもやはり重要な役を務めた竹内結子さん、そして江口洋介さんの演技力の素晴らしさを特に感じました。
観て欲しいのでこれ以上のネタバレは書かないのですが、ドラマを観たことがない人も観たことがある人も…絶対に楽しめる作品になっています。
是非是非『海鮮丼大盛り!!』をその目で観て、感動してください。
【これで世の中が100倍ラクに変わる!】無敵の思考
『飄々』とは??
「飄々」とは性格・態度が世俗を超越していて,とらえどころがないさまです。
他に、風に吹かれてひるがえるさま。ぶらぶらと、あてどもなくさまようさま。
このように人やものの状態を表現する意味もあります。
どこかの記事で前に著者のひろゆきさんについて
『飄々と…』
という表現が似合う…と書かれていたのですが、読み終えてみてまさにそれだなと思いました。
読んだ本
無敵の思考 ――誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21
著者:ひろゆき
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本の概要
ひろゆき流「幸福論」が、この一冊に!
◎著者は、2ちゃんねるやニコニコ動画を手掛けた、世界一の管理人・西村博之氏
◎効率よく幸せに生きるための「コスパいい考え方」を紹介
◎体系的かつ網羅的に思考法をまとめた、自身初のビジネス書ですAmazonより引用
要約と独り言
著者のひろゆきさんは『2ちゃんねる』の開設者で元管理人でもあります。
実際にテレビ番組で話しているところを観たことがあるのですが、まさに飄々としていましたね。
今回も気になった点をまとめていきます。
『ルールが人生を100倍ラクにする』
まず、ひろゆきさんの考え方の大前提として
『ルールを決めておく』
という考え方があります。
本書ではアメリカ人の例が紹介されていますが、アメリカ人の選択肢は1日に70個と言われています。
70個の選択肢について、全て悩んだり決めたりしていくにはエネルギーを必要とします。
そのため、その無駄なエネルギー消費や時間の短縮のためにひろゆきさんは先にルールをきめています。
(例えば、ご飯を食べるときは迷わずに1番安い料理を選ぶ…など。)
前に何かのCMで見たのですが、人は選択肢を与えれば与えるほど悩む時間が多くなるのですが、結局一番最初に気になったものを選ぶらしいです。
そう考えると、悩んでる時間って無駄なのかな…とも思えますね。
因みにですが、金持ちは欲しければ悩まずに買うだけなのでストレスがないとも書かれています。
確かにそうですね。
『根拠のない自信をもつ』
根拠が無くても自信をもつことは、楽しく暮らす上ですごく重要です。
ひろゆきさんの考え方として
『世の中の6割くらいの人ができるものは絶対に自分にもできる』
というのがあります。
例えば縄跳びの二重とびのようなものがそれにあたり、大体の人ができるんだから自分も絶対できると思いこむことで、自信につながります。
『消費者は一生幸せになれない』
お金を使うことで楽しさや幸せを感じる人は一生幸せになれない。
なぜならお金には限界があるから。
名言ですね。笑
これに対して、ひろゆきさんはクリエイターになることが無敵状態だと書いています。
つまり消費するのではなく、何かを作ること(例えば料理、絵を描くなど…)に幸せを感じる人になるのが無敵の思考。
僕自身、何かを作ることに幸せは感じないのですが、ここで書かれているように
『お金がかからない趣味』
をもつことはとても大切だと思います。
『最悪シミュレーション』
これは僕も良くやるので非常に共感できました。
最悪をシミュレーションしておくと、想定よりも悪かった…がなくなります。
『考えておかなかったことで後から慌てる方が面倒くさい』
僕もいつもそう思って行動する前にシミュレーションしています。
ただ僕の場合は最悪を考えすぎて、行動できなくなるときが多いので…ほどほどにしなければなりませんね。笑
『家計簿の安心感に逃げるな』
無駄だったと思うなら初めから買うな!!
これも非常に共感できました。
よくお金の管理は大事とか、出費を書き出して…というのを聞きますが、書こうが書くまいが「必要なものは買う、いらないものは買わない」これが大前提にあるはずです。
いくらまで使っていいと決めると買わなくていいものまで買える状態をつくることになるので…買う瞬間ごとに、これは本当に必要なものなのか?しっかり考えていくことが大切です。
まとめ
そもそもこの本のタイトルにもある
『無敵の思考』
とは何か。
勿論きちんと答えは書いてあります。
ひろゆきさんの考える無敵の思考とは
『人生で幸せになる確率が高い考え方』
です。
人はなぜ生きるのか?についてもひろゆきさんは
『死ぬまでにできるだけ楽しく暮らすため』
と表現しています。
自分が楽しいと思えるように物事を変えてしまうのも含めて、長期的に楽しいと感じることをなるべく増やして、不快に感じることをなるべく減らすのがいいと思っています。
おわりに より引用
僕はわりと神経質なのであれですが、考え方の根底としてはひろゆきさんの考え方はとても共感する部分が多く、ためになる本でした。
参考になる部分が多すぎてまとめきれないので読書メモの一部を残しておきます…
しょせん、同じ人間じゃないかという広い考えがある
相手をナメていると表現
相手が感情的になっているのは能力値がすごく下がっている状態なので 楽しい。
相手にへまさせたり、自分が被害者であることを周りに認知させたりすることができる
萎縮すると相手が有利になる場合はわざと逆ギレする。
耐性を増やす
海外で必ず生水をのむ
インドは飲まない
トイレにこもってもいいという覚悟で
僕は生水を飲んでお腹を壊すのは嫌なのでやりませんが、他に関しては改めて考えさせられました。
ひろゆきさんの『飄々と』の根底には、しっかりとした知識と自信。
そして何よりも他人の目を気にしない強い意志があってのものだと感じました。
関連作品
自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術
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このままだと、日本に未来はないよね。
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【30分の早起きで、理想が現実に】 人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術
『多くの人が会社の時間に起こされている』
いきなり納得させられました。
「明日は〇時から仕事だから〇時に起きよう」
普段よく聞く言葉で、何の違和感もないのですが…これは受け身の状態であると書いてありました。
確かにそうですね。
この本の意図はこういった『受け身の状態を』どう変えていくか…興味深い本です。
読んだ本
人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術
著者:古川武士
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本の概要
根性ではなく、技術で起きる。アラームが鳴る5分前、自然と起きる体に!充実した人生は、早起きからつくられるー。誰でも必ず、朝型の生活習慣を手に入れられます!
楽天ブックスより引用
要約と独り言
著者の古川武士さんは『習慣化コンサルタント』として有名な方です。
古川さんの本は前にもお世話になっております。
こちらを読んだときも思ったのですが…
『習慣化コンサルタント』という言葉自体、知らない人もいるかもしれませんが、習慣というのは良くも悪くもとても大切なものです。
今回は数ある習慣の中でも最も難易度が高いといわれている『早起き』について学んでみました。
『朝の1時間は夜の3時間に匹敵する』
朝は夜に比べて集中力の差が圧倒的だといわれています。
僕は睡眠について少し勉強したことがあるのですが…睡眠は頭の中を整理する役割があると言われています。(そのために夢をみるとも言われています。)
確かにそう考えてみると、起床直後の頭の中って割とすっきりしているような気がします。
そのため、集中力が高まるのです。
『早起きは自己制御の要』
習慣化の中でも特に波及効果が高い習慣が
- 早起き
- 片付け
- 運動
とされています。
中でも一番大事なのが早起きです。
早起きがしっかりとでき、習慣になっていくことで生活リズムが整っていく…頭では分かっているのですが難しいですよね。笑
習慣化の中でも難しいと言われている『早起きの習慣化』にはメリットがたくさんあります。
それは生活リズムの改善によるストレスの軽減や睡眠不足の解消。
さらに、セルフイメージ(自己評価)が高くなることもあげられます。
自信をつけるためには自分が決めた習慣を続けることが大切です。
『早起きの習慣は難易度が高い』
早起きの習慣をつけるには、ただ起きれば良いだけではなく生活習慣を見直す必要があります。
起きる時間を早めて寝る時間はそのまま…これでは寝不足になり、睡眠負債がたまっていきます。
また、早起きして勉強、早起きしてジョギング。
のように目標を定める人がいますが、これはいつの間にかやりたいことが2つになっているため挫折しやすくなります。
こうならないためには、最初のうちは起きれなくてもOK 。
まずは早く寝る習慣をつける。
↓↓↓↓
起きれればOK。
気が向いたらジョギングもしよう。
のように、少しづつ段階を追ってステップアップしていくのが良いです。
まとめ
明確な意図で起きているのか、起きざるを得ないから起きているか。
この違いは1日のリズムに大きな影響を与えるため非常に大切です。
僕もこの本を読む前に、何度か早起きに挑戦しています。
僕の場合、アラームが鳴れば起きれるのですが、早く寝るのが苦手なため確実に睡眠不足になっていってます。
睡眠不足(睡眠負債)が貯まっている状態だと、朝はいいのですがお昼過ぎになるととても眠くなり、仕事の効率が悪くなるのを実感しています。
こうならないためには早く寝ないといけないのは分かっているのですが…夜は何かと誘惑が多いですよね。笑
今回はこの本からたくさんのことを学んだのですが、中でも『早起きは難しい』ということを知れたことが一番の収穫になりました。
これからこの本で紹介されていることを実践して、早起きだけではなく、早起きのために生活習慣を変えていこうと思います。
僕のように早起きに何度も失敗している方は是非読んでみてください。
関連作品
朝8時までの習慣で人生は9割変わる
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【アウトプット読書術】読書はアウトプットが99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方
『オタクが敬遠されるのはアウトプットが下手だから』である。
なんか思わず納得してしまいました。
世にいうオタクは好きなことに対しての知識は誰にも負けない…いわばプロなのに、それをうまく伝えたりできないので敬遠されてしまうのですね。
勿体ないですね。笑
読んだ本
読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方
著者:藤井 孝一
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本の概要
本を「読んで終わり」にするのはもったいない。
「話す」「書く」「行動する」……
読後にこんな“アウトプット"をすることで、本は自分の血となり肉となる。
「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ"ときに比べて10倍にも20倍にも。
そんな読書術を、本書でご紹介します。 (知的生きかた文庫)Amazonより引用
感想と独り言
著者の藤井 孝一さんは『会社を辞めずに、お金をかけずに、低リスクで起業をする』という『週末起業』で有名な方です。
ご自身はビジネス書の愛読家であり、要約と書評のメールマガジンを毎日発刊する…まさに読書のプロです。
今回も学ぶことが多かったのですが、気になった点をまとめていきます。
『記憶力とは覚える力ではなく思い出す力』
僕自身、経験があるのですが…
「この本凄い面白かったよ」と伝えたいとき、何がどう良かったかを伝えるのは非常に難しいです。
また色んな本を読んでいると、どの本で読んだ内容だったか…分からなくなってしまったりします。
そういう意味で…内容をより理解するためにも本の内容を思い出し、繰り返し話すことで初めて記憶になる。
確かに思い出す力は大切ですね。
『本に書いてあることを何かに使えないかという視点で読む』
少し微妙な言い回しになるのですが、本は必ずしも全てが正しいわけではなく、また全てが自分の興味の範囲内…ということにはなりません。
しかし、この言葉。
何かに使えないかな…とアンテナを張りながら読んでいると、必ず自分のためになることが見つかります。
『読書についての4つの誤解』
- 本は最後まで、全てを読まなくてはならない
- 前から後ろに読まなくてはならない
- 本を汚してはならない
- 本はいつでも読める
この4つ、僕はまさに誤解していました。笑
新しく買った本は特に、綺麗なまま最初から最後まで読まないと勿体ない気がしてしまいます。
しかし読書はその出会いのタイミングを含め一期一会なので、気が向いた時に読みたいところからがっつりメモを取りながら読むのが良いみたいです。
まとめ
こうやって読書をブログにまとめている自分にはうってつけの本でした。
残念ながら…僕の周りには本を読む人があまりいないので、本で学んだことをアウトプットする機会はあまりありませんでした。
しかし、読書をする時に何にも考えないで読むのは勿体ないな…とは思っていたのでこうやってブログの場をかりてアウトプットしていたのですが…良かったんですね。笑
今回はこの本から書評のコツを学びました。
それは
- 何が書いてあったか
- そこから何を学んだか
- それをどう活かすか
ということ。
これからここで学んだこと活かしていきたいと思います。
【好奇心を天職に変える】 空想教室
『将来何の仕事をしたい??』
幼稚園の頃にみんなで考えて、壁に貼っていたのを思い出しました。
その頃の『夢』を僕は今、半分は叶えたのですが…。今思うとなかなか現実的な夢でしたね。
余談ですが…タイトルの『天職』と入力しようとしたのに変換候補に『転職』関係がずらーっと並ぶの見て、なんだか悲しくなりました。
読んだ本
好奇心を“天職"に変える空想教室
著者:植松 努
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本の概要
涙が出てきて止まらない。いま日本中を熱狂させている「人生最高の感動スピーチ」が一冊の本に。
未経験、コネなし、援助なし、20人にも満たない町工場から、自家製のロケットを打ち上げるという経験から見つけた、"どんな夢でも実現させてしまう方法"。
誰もが信じて疑わなかった常識を、「工夫」によって次々と塗り替えていく著者の生き様に、誰もが胸をときめかせ、忘れかけていた夢を思い出すだろう。Amazonから引用
感想と独り言
まず…タイトルにひかれ購入したのですが、大当りでした。
簡単な言葉で(おそらく子どもたちにも分かりやすいように)書いてあるので、難しく考えることなく読むことができました。
読みながら下書きしていたのですが、気にいったワードが多すぎて大変なことになってしまったので厳選してピックアップしていきます。
『夢』という言葉について
『夢』の意味を辞書で引いた話なのですが日本では夢を
『夢とは…はかないもの。叶わないもの。』と定義しています。
しかしアメリカでは
『夢は願い、強く努力すれば実現できるもの。』と定義されている。
酷い違いですが、とても納得できる内容です。
そもそも夢とは今できないことを、追いかけることなのに日本の教育では現実味のある夢じゃないと受け入れられない…。
これは僕も前々から思っていたことなので共感できました。
『自分にはどうせ無理だから』
近年、頑張れない人が増えている原因がこの言葉『自分にはどうせ無理だから』だと筆者は書いています。
たしかに学歴や経験は大切です。実際に、会社に入る時もまず一定以上の学歴がないと書類で落ちてしまいますしね。
変えることのできない『過去』である、これまでの人生を否定され、これから頑張ることさえもできなくなる…。
大切なのは今までどうだったかよりもこれからどうなるか…のはずなのに矛盾している感じがしますね。
『楽をすると無能になる』
能力は失敗するか成功するかの経験によって身につく…たしかにそうですね。
僕たちは子どものころから様々な成功と失敗を繰り返して大人になってきました。
子どもの頃は失敗するのが当たり前で、失敗しても周りから怒られることはほとんどありませんでした。
しかし大人になった今では失敗というのは絶対にしてはいけないもののようにされています。でも失敗をしないと成長もできません。
さらにいうと失敗を恐れてなにもしない…みたいになったらそれこそ最悪ですね。
大人になっても色々な『できないこと』に挑戦する。これが自分の能力を生かす道なのだと学びました。
まとめ
筆者の植松 努さん、ご自身も俗に言う『変わり者』であると思います。
しかし、よく考えてみると…。その『変わり者』という基準自体が間違っているのかもしれないですね。
学校の教育からはみ出したらだめなのか??
自分の本当にやりたいことをするだけではだめなのか??
僕がずっと気になっていた点にも触れており、得られるものが多くとてもよい作品でした。
関連作品
「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた
何をやっても続かない自分を変える あきらめない練習
【減らす、手放す、忘れる】 心配事の9割は起こらない
タイトルにある『9割は起こらない』…というのを見て、、、
『1割は起きてしまうのか…』
と考えてしまった僕は果たして先を読み進めるべきか少し迷いました。笑
しかし、結果的に読んで良かったなと思える本でした。
著者の桝野俊明さんの本は前にも読んでいます。
↓↓↓↓
今回もそうですが、やはり禅僧の言葉はそれこそ『色眼鏡をはずして見れる』ので反論がどうとか考えることも無く、すんなり読むことができました。
読んだ本
心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」
著者:枡野 俊明
本の概要
禅僧にして、大学教授、庭園デザイナーとしても活躍する著者がやさしく語りかける「人生のコツ」。
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。
――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。
Amazonより引用
感想と独り言
『はじめに』にこの本のまとめが集約されているので引用したいと思います。
余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。
これが枡野さんが伝えたかったことです。
中でも自分が気になった点をまとめていこうと思います。
『莫妄想(まくもうぞう)』
妄想することなかれ…といった意味のようです。
ここでいう『妄想』とは僕たちが普段使う『妄想』とは少し意味合いが違い、心を縛るもの、心に棲み着いて離れないものもすべて妄想であるとされています。
つまり他人との比較などもこれにあたります。
しかし現代社会において、SNSの普及は当たり前のように日常生活に浸透しているため、他人との比較は無意識に行われてしまっていると感じます。
羨ましいとか、ずるいとか、自分の方が…とか比べなくても良いことを勝手に比べて勝手に疲弊して…果てには、それが原因で病気になったりします。
本の中にも書いてある通り病気というのは『気を病む』ということなので、こうしたストレスは身体に間違いなく悪い影響を与えているのでしょう。
こうならない方法ですが…前提として『禅』の世界で、人は「絶対の存在」と教えるようです。
つまり「絶対の存在」なので比べる必要もなく、違うのが当たり前だと。
こうやって考えると『妄想』に振り回されることもなく心配ごとも減っていくのでしょう。
『いま』に集中する
過去や未来に捉われることはなんの意味も持たないという意味です。
僕自身よく『あの時ああしていれば』とか後悔したり、『こうしちゃうとあとで困るかな』とか起きるかも分からないことを考えるタイプなので…。
未来が不安過ぎて新しいことを試すことすらしなくなってしまうのは自分で言うのは何なんですけどバカげてますよね。
こうならないためにも過去や未来よりも『いま』に集中する。当たり前のことかもしれませんが忘れていました。
『正論』を振りかざさない
僕自身これは心当たりがあります。
自分が正しいという自信から、ついつい攻撃的になってしまいます…。が、たしかにそれで屈服させても残るのは『むなしい征服感』です。
本に書いてあるように『相手の顔をたてる』というレベルに達するのはなかなか難しいのですが、相手の話や主張を聞けるような器の広い人になりたいですね。
まとめ
48のアドバイスが書いてあるので、ひとつも心に刺さらない人はいないのではないかと思うくらいボリューム感のある本でした。
枡野さんの本を読むと『禅』に少し興味を持ちます。きっと現代人の悩みはほとんど『禅』の力で解決できるのでしょうね。笑
今回も様々なことを学んだのですが、自分にできることから少しずつ考え方を改めていこうと思わせてくれる本でした。
関連作品
不安の9割は消せる 不安・欲しがる・承認されたい・・・「禅」が教える「心の七癖」の取り扱い方
比べず、とらわれず、生きる (PHP文庫)